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玉川学園の家/House Tamagawagakuen

所在地 :東京都町田市
主要用途:住宅
竣工  :2022年12月
敷地面積:222.60u
建築面積:71.91u
延床面積:159.94u
規模  :地上2階/地下1階
構造  :木造
構造設計:桑子亮/桑子建築設計事務所
照明設計:内藤真理子/コモレビデザイン
施工  :内田産業
写真  :小長谷亘




L字形にカーブしたかたちが特徴的な家族4人のための家。
東側に向かって下がる斜面途中にあり、敷地は道路から1.5〜2.5m程度高い位置にある。

敷地形状はひし形。 鋭角部の敷地東端の上空からは街を見下ろす景色が広がり、もう一方の西端の鋭角部は道路との高低差が少なく敷地にアクセスしやすいポイントとなっている。
建物はその両端を弧を描きながら結ぶような丸みを帯びたL字形状とすることで景色と街への接続を両立させつつ、
さらにはL字の内側には建物に囲まれた状態の少し大きな庭をつくりだす配置となっている。

道路側は道路高さに合わせて少し敷地を掘り込み3層に。その他は2層の構成として、遠くの景色も望める最上階にLDKを配置している。
道路側3層部の最下層はインナーガレージとし、少しスキップする中間層は個室郡と階段を含んだ広めの玄関ホールとして、家族の趣味や遊びの場として考えた。
家の様々な場所から南の庭を望め、さらにはその先の部屋の窓へと視線も通るような計画としている。
折しも計画がはじまった頃から感染症が世界を覆い、家族と住まいのあり方も考え直す機会が増えてきたと思われるが、
家族が一緒にすごしたり少し距離をとったりと、状況に応じて心地良い距離を建物の内外につくりだせる家となっている。



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