川と遊歩道に近い敷地に建つ、家族3人のための家。
敷地は同じような敷地サイズの住宅地の中にあり、周囲も徐々に家が建て替わってきている。
その中で、外部と繋がりながらも周囲の状況の変化によって住環境が大きく変わらないような、少し独立した佇まいの家を考えた。
長方形の敷地に対して、家は水晶の結晶のような六角形の平面とし、家の周囲にスペースを確保できるようにしている。
それぞれのスペースは庭として周囲との緩衝のための空隙となるほか、
短辺の外壁は敷地に対して45°傾くことで、室内からの風景も周囲の家と距離をとることができる。
屋根は六角形平面をベースとした寄棟とすることで、より独立した佇まいを際出せつつ
外壁と屋根には同じ白いガルバリウム鋼板を貼ることで、結晶のような雰囲気を纏っている。
完成後は徐々に、家の周りに緑が増えてきているようである。