街を見渡せる丘の中腹に建つ、景色を最大限にとらえる家族5人のための家。
南北に伸びる敷地は、北側道路から南端の斜面に向かうにつれやや東にひねるようにして景色が開けている。
その景色を最大限にとりこむために、この建物の主な居住スペースであるトンネル状の空間を、斜面に向かって緩やかにカーブさせている。
トンネル状の空間には1階にLDK、2階は2つの寝室。
南に向かって2階の床を少しずつスキップさせながら上げていくことで、建物の奥まで光を導くような計画としている。
中間には吹抜けもあるため、上下階の人の気配が伝わりやすい。
カーブする壁面は日の光を緩やかに陰へと変換していく。